京都タワーを手前に観測された部分日食(21日午後5時9分、京都市下京区)

京都タワーを手前に観測された部分日食(21日午後5時9分、京都市下京区)

 月が太陽の前を横切り、太陽の一部が隠れる部分日食が21日午後、京都市内で観測された。国内で部分日食が見られるのは昨年12月26日以来だが、あいにくの曇り空に、欠けたはずの太陽の輪郭がにじんだ。

 京都市では午後4時6分から始まり、同6時6分まで約2時間続いた。日食が最大となる同5時9分ごろ、下京区の京都タワー近くでは、4割ほど欠けた太陽が曇天にかすんだ。
 伏見区の市青少年科学センターでは、新型コロナウイルス対策で観望会を自粛したものの、一部の来館者に太陽の光を和らげる観察カード約50枚を配り、空を見上げる人もいた。
 左京区の鴨川河川敷でも、遮光グラスを構えて観察する人がおり、大学2年の男性(19)=同区=は「天体に興味があり、見ていると童心に返ります。曇っていても見られて良かった」と話した。
 次に国内で起こる部分日食(2023年4月)は一部地域に限られ、京都で見られるのは10年後の30年6月になるという。