「朧月夜ブルーモスク イスタンブール」を西陣織で表現した作品(京都市中京区・京都新聞)

「朧月夜ブルーモスク イスタンブール」を西陣織で表現した作品(京都市中京区・京都新聞)

 シルクロードや仏教に関する作品を数多く残した故平山郁夫さん(1930~2009年)の絵画を西陣織で再現した「西陣美術織平山郁夫シルクロード展」が24日から、京都市中京区の京都新聞2階で始まった。絹糸で色やタッチが細密に表現された織物が並ぶ。

 ラクダのキャラバンが進む「パルミラ遺跡を行く」や月明かりにモスクが浮かび上がる「朧月夜(おぼろづきよ)ブルーモスク イスタンブール」、「浄土幻想 宇治平等院」など7点で、美術織物を手がける「とみや織物」(上京区)が織り上げた。

 職人の支援や伝統を守る活動に取り組む西陣経済研究所(同区)の尾田美和子代表(45)=高松市=が原画の使用許諾を得た。尾田さんは「文化財保護に尽力した平山さんに共感する。作品の色と西陣織の伝統色がマッチすると思った。職人の方々が伝統工芸に携わっていて良かったと思える企画を続けたい」と話す。

 26日までの午前10時~午後5時(最終日は4時まで)。無料。西陣美術織工房などでつくる同展実行委員会の主催で、全国150会場を3年かけて巡回する。