京都府向日市寺戸町の寺田東公園で設置以来約6年間、一度も使用されていない公衆トイレが1月5日まで期間限定で公開されている。市は常時開放を計画するが、近隣の一部町内会は「治安上の懸念」から市の方針に反発している。
「開かずのトイレ」はキリンビール京都工場跡地の土地区画整理事業に伴い、2010年3月に設置。市が帰属を受けたが、地元の反対もあり、開放されていなかった。今回の限定使用について、市公園住宅課は「大規模宅地開発による人口増や商業施設の新設など周辺環境が大きく変わり、公衆トイレへのニーズが高まっている」としている。
公開は今月23日に始まり、期間中(午前10時~午後4時)は警備員を配置し、作動状況も点検する。現在は1日平均20~30人が使用しているという。市は本年度内に、常時開放を前提に市民向け説明会を開催し、意見を聞き取る予定という。
公園に隣接する町内会会長(52)は「夜間にたまり場になるなど防犯面の心配は大きい。使用は災害時に限るべきだ」とし、常時開放に反対している。
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