換気のために窓を開けない構造になっている向日市役所東向日別館(同市寺戸町)

換気のために窓を開けない構造になっている向日市役所東向日別館(同市寺戸町)

 スーパーなどと併設された京都府向日市の市役所東向日別館(同市寺戸町)が、原則窓が開かない構造になっている。空調設備で換気しているものの、新型コロナウイルス感染対策として非常用の窓を活用する想定外の対応を迫られている。市民の安全につなげるため、市は空間除菌機器を新たに設置する予算を計上した。

 東向日別館は、住居やスーパーとの複合施設内に2018年5月に開設した。窓が一面に設置されているが、デザイン面の観点から開閉できない構造になっている。
 新型コロナ対策として、国が推奨する換気については24時間空調の設備で行っている。ただ、東向日別館は窓口業務が集中していることから多くの市民が集まるため、非常事態として、火災時に有害な煙を排出する「排煙窓」を開けて対応してきた。
 緊急事態宣言は解除されたが、第2波などへの懸念は残っていることから、市は除菌機器を館内に設置する関連費500万円を、6月定例市議会で可決された本年度一般会計補正予算に計上した。「換気は行っているが、密集した状態が生まれる可能性がある。市民に安心して利用してもらえるようにしていきたい」としている。