トウモロコシ畑の中で、京都舞コーンを生で試食する富豊志さん

トウモロコシ畑の中で、京都舞コーンを生で試食する富豊志さん

京都舞コーンを持ち、「口いっぱいに広がる上品な甘さを楽しんでほしい」と話す村田さん(久御山町中島)

京都舞コーンを持ち、「口いっぱいに広がる上品な甘さを楽しんでほしい」と話す村田さん(久御山町中島)

 「舞妓さんの白塗りのように、きれいな白い実を多くの人に届けたい」。そう思いを込めて、京都府久御山町の農業生産法人「ロックファーム京都」が今年から、白い粒のトウモロコシ「京都舞コーン」を本格的に売り出している。直売所の新設や販売開始を記念して6月22日、舞妓がトウモロコシ畑を訪れ、久御山の新しいブランド野菜としてアピールした。

 ロックファーム京都社長の村田翔一さん(34)は4代目農家で、主に九条ねぎを作る。裏作として一昨年から、白いトウモロコシの生産を始めた。高さ約2メートルの1株で1本だけを栽培して栄養を集中させるなど、実の糖度を高める工夫を凝らす。昨年から作付け面積を10倍増やした約3300平方メートルで育てる。

 1本平均約400グラムで、生で食べられるほど柔らかい。「上品な白さが舞妓さんの姿に重なって、京都舞コーンと名付けた。口いっぱいに広がる甘さは、他には負けない」と村田さん。

 6月上旬から収穫し、同町のトウモロコシ畑近くに新設された直売所で、同月20日から販売を始めた。22日は、京都舞コーンの販売を祝った企画として、祇園東(京都市東山区)のお茶屋「富菊」の富豊志(とみほし)さん(17)が着物姿で畑を訪れた。葉をむくと真っ白な実がぎっしりと詰まっており、富豊志さんは一粒を口に入れると、「甘くて、おいしおす」と笑みを浮かべた。

 7月末ごろまでに約10万本を収穫する見込み。村田さんは「栄養が実の一つ一つに行き渡って、甘みが凝縮している。主食やスイーツ、前菜など何でも使えるので、国内外に誇れるトウモロコシにしたい」と意気込む。

 同町中島の直売所で7月末まで販売する。午前7時から売り切れ次第終了。水曜休み。問い合わせはロックファーム京都075(633)5885。