STSフォーラムの開会式で演説する安倍首相(6日午前10時12分、京都市左京区・国立京都国際会館)

STSフォーラムの開会式で演説する安倍首相(6日午前10時12分、京都市左京区・国立京都国際会館)

 科学技術の国際会合では世界最大規模となる「科学技術と人類の未来に関する国際フォーラム(STSフォーラム)」の第16回年次総会が6日、京都市左京区の国立京都国際会館で開幕した。約80の国や地域の科学者や政府関係者、経営者ら約1400人が、3日間の日程で環境やエネルギー、生命科学など各分野の課題や今後の方向性を協議する。

 開会式で演説した安倍晋三首相は「科学、技術とイノベーションはSDGs(持続可能な開発目標)実現に欠かせない」と強調。6月の20カ国・地域首脳会議(G20大阪サミット)で採択された海洋汚染ゼロを目指す首脳宣言に触れ、プラスチックごみの適切な管理と技術革新に向け、途上国の廃棄物管理に関する能力構築やインフラ整備を支援していく日本政府の姿勢をアピールした。

 全体会議では「持続可能な社会」「エネルギーと環境の光と影」「ビジネスにおける科学技術」などをテーマに各国の政府関係者や経営者、ノーベル賞受賞者らが意見を交わした。

 同フォーラムは、NPO法人「STSフォーラム」(理事長・尾身幸次元財務相)が主催し、日本からは山中伸弥京都大教授や本庶佑京都大特別教授、萩生田光一文部科学相らが出席。10の全体会議と24の分科会が開かれ、最終日の8日に成果を声明にまとめる。