表の数字の単位は百万円

表の数字の単位は百万円

 島津製作所が6日発表した2018年9月中間決算は、純利益が前年同期比14・1%増の129億円だった。主力の計測・分析装置が中国を中心に海外で大きく伸びたほか、医用機器や産業機器も拡大し、売上高、利益ともに前年に続いて中間期で過去最高を更新した。

 売上高は6・3%増の1828億円。計測機器は、国内の設備投資減速で質量分析計が落ち込んだが、中国で環境計測機器の需要が拡大し、欧米も好調だった。医用機器はエックス線撮影システムが国内外で伸び、産業機器は半導体製造装置向け真空ポンプの受注が引き続き増加。主力3部門の売上高は上期としていずれも過去最高となった。

 一方、航空機器は民間機向けは伸びたが、防衛省向けが減少。本業のもうけを示す営業損益は同部門で2億3千万円の赤字だった。

 人員増で経費が増えたが、売り上げの拡大や為替差益の計上などで、経常利益は19・6%増の186億円となった。

 19年3月期は、引き続き需要は堅調として期初の増収増益予想を据え置いた。大阪市内で記者会見した上田輝久社長は「航空機器は需要が伸びる中小型の旅客機向けに注力し、比率を高めたい」と説明。

 激化する米中貿易摩擦を巡っては、海外工場では基本的に現地市場向けに製品を供給しているとして、「直接的には大きな影響は受けないが、顧客の需要の変化は読み切れない」とした。