大規模なマンション建設が計画される京阪橋本駅前。左手奥に京阪の線路が通っている(八幡市橋本)

大規模なマンション建設が計画される京阪橋本駅前。左手奥に京阪の線路が通っている(八幡市橋本)

 京都府八幡市の京阪橋本駅前で京阪電鉄グループが大規模なマンション建設を計画している。完成すれば、駅前の活性化が期待される一方、計画では高さ制限の緩和を前提とし、景観悪化などを懸念する声もある。市は、建設による効果を考慮しつつ、高さ制限の妥当性などを検証していく考えだ。

 市や関係者によると、マンションは現在駐車場として利用されている約9700平方メートルに、最大15階建ての計4棟を建てる計画という。住居のほか、診療所や高齢者福祉施設などの整備も検討され、2022年度ごろの着工を目指すと説明されているという。
 
 建設予定地では現在、高さ15メートルまでの建物しか建てられない。そのため、高さ45メートル程度ある15階建ての場合は、マンションを建設するために都市計画を変更する必要がある。
 
 市は、9日の市議会代表質問で高さ制限の見直しについて「周辺に及ぼす影響を評価し、必要に応じて計画変更の対応が必要だと認識している」とし、検討を進める考えを示した。計画変更の際は、市都市計画審議会に諮問し、議会の議決も必要になる見通しだ。
 
 ただ、市議の間では賛否が分かれている。市議の一人は、市の人口が減少傾向にある中、数百人規模で人口増が見込めるとあって、「高齢化が進む橋本地区が若返るきっかけにもなる」と活性化に期待を寄せる。
 
 だが別の市議からは、景観や眺望、日当たりなど周辺住民への影響を懸念。「もともと15メートルに規制されていたのは意味がある。全体のまちづくりをみた計画で進めるべきだ」との声も出ている。