いじめ防止の取り組みについて語る中川さん(左から2人目)=大津市本丸町・市生涯学習センター

いじめ防止の取り組みについて語る中川さん(左から2人目)=大津市本丸町・市生涯学習センター

 大津市のいじめ防止市民フォーラムがこのほど、同市本丸町の市生涯学習センターであった。歌手の中川翔子さんがいじめに遭った自らの経験を話し、市民ら約500人に、いじめに悩む子どもたちに対して、周囲の大人たちの支援が大事であると訴えた。
 中川さんは、いじめを受け、不登校になった自らの体験を対談形式で話した。母親の提案で通信制高校に通い、さまざまな人と出会ったことで「みんなと同じじゃなくていい。何度でもやり直しができると、だんだん気付くことができた」と振り返った。「親がいろいろな選択肢を示してサポートすることも大事」と指摘した。
 講演後、市内の中学生8人や越直美市長が加わって討論会が行われた。中川さんは、いじめ防止に取り組む中学生たちに、防止活動を始めたことによる学校生活の変化などを質問。「活動によっていじめをしづらくなる。大きな意味がある」と取り組みを評価した。中学生が「教室にいづらい生徒が、好きなことに打ち込める教室を作ってほしい」と要望すると、越市長が「作りたいと思う」と応じる場面もあった。