絵手紙リレーを送り合った「歩み会」のメンバーと講師の大坪洋子さん(左から2番目)=南丹市園部町

絵手紙リレーを送り合った「歩み会」のメンバーと講師の大坪洋子さん(左から2番目)=南丹市園部町

 新型コロナウイルスの感染拡大防止のために活動休止していた京都府南丹市園部町の絵手紙サークル「歩み会」と「ひろば」のメンバーたちがこのほど、絵手紙を一つの紙で順番にまわす「絵手紙リレー」を行い、仲間のつながりを保った。

 同町の主婦で日本絵手紙協会公認講師の大坪洋子さん(77)が月1回、自宅で絵手紙教室を開催しているが、コロナの影響で4、5月の教室を休止。「絵手紙を描く手を止めないでほしい」との思いから、自宅にあった半紙を使って絵手紙リレーを始めた。
 普段ははがきサイズの紙に絵を描くが、今回のリレーでは縦60センチ、横80センチの紙を使い、その一画に絵手紙を描いて生徒の自宅に郵送。次の人が描いてまた次の人に送り、1枚を8人ほどで埋めた。総勢21人のメンバーが絵手紙のバトンをつないだ。
 外出自粛が続いた際、会員制交流サイト(SNS)上ではリレー形式の動画配信が流行したが、直筆の絵手紙は温かみに満ちているのが魅力だ。メンバーは家庭菜園で採れたイチゴや手作りマスクなどを淡い色彩で描き、近況報告したり、励まし合ったりした。
 大坪さんは「直接会えなくても、つながりを感じることができた。絵手紙には心を通わせる力がある」と笑顔を見せた。教室は6月末に再開した。