県立近代美術館が所蔵する日本画などを基にした紙工作のおもちゃ

県立近代美術館が所蔵する日本画などを基にした紙工作のおもちゃ

山元春挙の日本画など所蔵作品を題材にした紙工作おもちゃ

山元春挙の日本画など所蔵作品を題材にした紙工作おもちゃ

 改修工事で休館中の滋賀県立近代美術館(大津市瀬田南大萱町)は子どもたちに絵画に親しんでもらおうと、山元春挙の日本画など所蔵作品を題材に、紙工作のおもちゃを開発し、ホームページでデータを無料公開している。「絵画を細部まで味わえるようにした」と制作を呼び掛けている。

 新型コロナウイルスの影響で自宅で過ごす時間が長い子どもたちに遊んでもらおうと、5月から計5種類8作品を「きんび☆わくわくワークス」と題して公開してきた。いずれも型紙となるデータをダウンロードしてカラー印刷し、切って貼り付けて作る。

 「3Dめいが・たてばんこ(立版古)」は、江戸時代に流行した、絵画を立体的なジオラマに仕立て上げる手法を応用した。大津出身で、京都で活躍した春挙の「富士二題」(左幅)をモチーフにした型紙からは、小さく描かれた馬を切り取る緻密な作業が必要という。手がけた同館の平田健生専門学芸員は「細部の描写に関心を持ってほしい。再開後には本物をぜひ見てください」と話す。

 このほか彦根出身で、虎の絵の名手として知られる岸竹堂の描く3種類の虎が次々登場するおもちゃや、風を送ると宙に浮く「動物ずぼんぼ」もある。