スマートフォンで表示したオンライン地図「深草・稲荷まちあるきマップ」。学生が製作に携わったイラスト地図(右)、現在の地図(中)、1945年当時の地図(左)の3種類を自由に切り替えられる(京都市伏見区・龍谷大)

スマートフォンで表示したオンライン地図「深草・稲荷まちあるきマップ」。学生が製作に携わったイラスト地図(右)、現在の地図(中)、1945年当時の地図(左)の3種類を自由に切り替えられる(京都市伏見区・龍谷大)

 龍谷大(京都市伏見区)の学生らが、オンライン地図「深草・稲荷まちあるきマップ」を作成した。学生が取材した地域の名所や歴史などを盛り込んだイラスト地図に加え、現在と1945年当時の地図にも切り替えられ、散策のお供にぴったりだ。

 マップはスマートフォンで表示する。1日に大学近くの京阪電鉄の駅名が「龍谷大前深草」に変わったのに合わせ、公開された。
 イラスト地図を手掛けたのは政策学部の7人。6月頃から地域を巡り、伝統工芸品の「伏見人形」に着目した。唯一残る窯元「丹嘉」では製造工程を見学したり歴史を教わったりし、伏見人形と落語「三十石夢の通い路」や、伏見を通った朝鮮通信使などとの関連性も調べた。
 地図上に複数あるアイコンに触れると、取材を基にした解説が読める仕組み。3年伊藤大貴さん(20)=向日市=は「地域の魅力や歴史のつながりに気付くことができた」と話す。地元住民のほか、学生にも読んでもらえるように、感想を織り交ぜて柔らかい文章を心がけたという。
 社寺や名所などをイラストで表し、大学周辺の飲食店の情報もアイコンで載せた。訪日観光客向けに英語や中国語にも対応している。3年土屋龍心さん(20)=京都市西京区=は「地図を基に実際に歩いてほしい。もっと深掘りができたら」とし、別テーマで取材を続け、アイコンを増やす予定だ。
 連合国軍総司令部(GHQ)が作った1945年の地図に切り替え、GPS機能で現在地との比較も楽しめる。マップは、同駅構内に新設された電子看板などからQRコードを読み取るか、「深草・稲荷まちあるきマップ」で検索する。