滋賀県庁に家宅捜索に入る捜査員たち(25日午前10時17分、大津市京町4丁目)

滋賀県庁に家宅捜索に入る捜査員たち(25日午前10時17分、大津市京町4丁目)

逮捕された滋賀県職員が勤務していた文化財保護課を捜索する滋賀県警の捜査員ら(25日午前10時33分、大津市京町4丁目・県庁)

逮捕された滋賀県職員が勤務していた文化財保護課を捜索する滋賀県警の捜査員ら(25日午前10時33分、大津市京町4丁目・県庁)

 琵琶湖の竹生島(滋賀県長浜市)に建つ宝厳寺(ほうごんじ)の国宝を修理する県発注工事を巡り、県職員が官製談合防止法違反容疑などで逮捕された事件で、工事を落札した「橋本工務店」(同)が、2017年度から3年連続で同寺の修理工事を落札し、落札率はいずれも99%を超えていたことが25日分かった。

 県警捜査2課は、昨年度の入札で、非公表だった予定価格(落札できる上限価格)に近い金額を漏らしたとして逮捕した県文化財保護課主査の男(41)と同社との間で、17年度と18年度の入札についても、やりとりがなかったか調べている。

 県によると、同社は17年度から3年間、同寺の唐門(国宝)や観音堂(重要文化財)を保存修理する県発注工事の一般競争入札に参加。3年とも同じ顔ぶれの3社が応札し、いずれも同社が予定価格の99・5~99・7%で落札した。ほかの2社は全て予定価格を超え、失格となった。県文化財保護課主査の男は16年度から同工事の現場責任者で、予定価格の基になる設計価格を積算していたという。

 県警は25日午前10時半前から、県文化財保護課主査の男が勤務していた大津市京町4丁目の県庁内の同課を捜索している。午後、官製談合防止法違反と公契約関係競売入札妨害容疑で男を、同妨害容疑で同社社長の男(60)を送検する。