景観重要建造物指定の答申があった寺川家土蔵。覆下茶園と一体となった景観が評価された(宇治市宇治)

景観重要建造物指定の答申があった寺川家土蔵。覆下茶園と一体となった景観が評価された(宇治市宇治)

 宇治市まちづくり審議会が25日、京都府の宇治市役所で開かれ、現存する日本最古の茶工場とされる寺川家土蔵(同市宇治)を、景観法に基づく景観重要建造物に指定するよう、市に答申した。指定されれば、景観重要建造物は同市で第1号になる。

 寺川家土蔵は上棟札や祈祷札などから寛延4(1751)年以前の建築とされ、江戸中期の古地図「宇治郷総絵図」(市指定文化財)にも描かれている。外壁は作り直されたとみられるが、当時の茶工場建築の姿を残し、隣接する覆下茶園と一体となった景観が、宇治茶業の歴史を伝えているとして評価された。

 景観重要建造物に指定されると、景観に合った改修時の市助成上限額が、100万円から300万円に増える。指定後、市は建造物近くに表示板を立てる予定で、2、3例目の指定にも積極的に取り組みたいという。