「直売所の話題に」と育てたバナナを収穫する藤本さん(京都府八幡市戸津)

「直売所の話題に」と育てたバナナを収穫する藤本さん(京都府八幡市戸津)

 京都府八幡市の民家にこのほど、バナナの実がなった。JA職員が「直売所の話題づくりになるのでは」とひらめき、寒さ対策も施して1年がかりで初収穫を迎えた。味も上々で、近所の人に株分けするなどし「八幡産バナナ」として名物への成長に期待している。
 育てたのはJA京都やましろの藤本辰也さん(55)=八幡市戸津。昨年7月、インターネットで見かけたバナナの苗2株を購入し、自宅の畑に植えた。そのうち寒さに強い品種「アイスクリームバナナ」が今年7月下旬に開花し、80本ほどの青い実をつけた。
 実は1週間ほど熟成させると黄色くなって食べごろに。甘みの中に一般のバナナにはない酸味も感じられ、試食した人からも「とてもフルーティーでおいしい」と好評だ。
 冬場は簡易のビニールハウスを設けて寒さをしのいだという。次々と株が分かれることから、近隣の農家にも栽培を勧め、来年に向けてハウスの拡張も検討している。
 藤本さんは「継続的に販売できるように数を増やし、JAの直売所のにぎわいにつなげたい」と話している。バナナは今週末ごろから10月中旬まで、同市上津屋のJA直売所「四季彩館」で販売を予定している。