上映される「響け!ユーフォニアム~北宇治高校吹奏楽部へようこそ」のポスター

上映される「響け!ユーフォニアム~北宇治高校吹奏楽部へようこそ」のポスター

  歴史をテーマに掲げる「京都ヒストリカ国際映画祭」の今年の概要が1日発表された。放火殺人事件に遭った京都アニメーションを支援するため、「たまこラブストーリー」など京アニの4作品を特別上映。戦前の京都で作られたアニメなど、京都のアニメ文化史を深掘りできるラインアップにした。26日から11月4日まで京都文化博物館(京都市中京区)で開催。国内外の最新映画を含めて計27作品を上映する。

 京アニ作品は出町桝形商店街(上京区)が舞台のモデルとなった「たまこラブストーリー」、宇治を舞台にした「響け!ユーフォニアム~北宇治高校吹奏楽部へようこそ」をはじめ、「涼宮ハルヒの消失」「映画 けいおん!」を26~27日に上映する。京アニ同様に東京以外でアニメ作りを進めるピーエーワークス(富山県)の堀川憲司社長を招いたトークも開く。

 また京都は戦前からアニメ製作の歴史があり、26日に上映する「煙突屋ペロー」は、同志社大の学生らのグループが1930年に作り、戦争の愚かさを描く内容。京都で絵画を学んだ「日本アニメーションの父」政岡憲三の「くもとちゅうりっぷ」(43年)や、京都の時代劇スタッフが移籍して作品作りに加わった東映動画(現東映アニメーション)の作品「少年猿飛佐助」「わんわん忠臣蔵」も上映する。

 同映画祭は2009年に始まり、11回目。府などが実行委をつくる。森脇清隆・京都文化博物館学芸員は「映画作りは人作り。京都で培われた人たちの作品を共有できれば」と語った。

 太秦でも撮影された周防正行監督の新作「カツベン!」の先行上映などもある。詳細はホームページhttps://historica-kyoto.com/か事務局075(222)5523へ。