精華町内を巡り、近代的な建物や風景を楽しむ台湾出身のカメラマン・ディンドンさん(右端)や写真愛好家ら=精華町精華台・国立国会図書館関西館

精華町内を巡り、近代的な建物や風景を楽しむ台湾出身のカメラマン・ディンドンさん(右端)や写真愛好家ら=精華町精華台・国立国会図書館関西館

 精華町が、インバウンド(訪日旅行)の観光客を増やそうと、台湾へのPR活動に力を入れている。町がサブカルチャーを生かした観光振興を進めていることから、台湾と親和性が高いとして誘客のターゲットにした。24日に台湾出身のクリエーターらによる町内のモデルツアーを初めて実施し、会員制交流サイト(SNS)での発信も期待している。

 町は、町と関西空港を結ぶリムジンバスが運行していることから、町を玄関口とした滞在型観光を増やそうとしている。2017年から台湾へのPR事業を進め、同年12月に台湾出身の人気カメラマン・ディンドンさん(42)やブロガーを町に招いて撮影ツアーを開催した。台湾でも昨年12月、精華町を紹介する写真展が開かれた。

 24日のモデルツアーは、ディンドンさんらが募集。写真愛好家ら10人が研究施設やけいはんな記念公園を撮影した。

 ディンドンさんは、町の素朴さと新しさの二面性に心を引かれたといい、「撮影スポットがいっぱいある。もっと知ってもらいたい」と力を込める。初めて訪れた台湾出身のアートディレクター・ジョーファンさん(41)も「建物と大地の色が共存している。今度は生活を体験してみたい」と話した。

 町は交流人口の拡大に向けて、「産業ツーリズムを含めて、学研都市精華町ならではのツアーを探りたい」としている。