「涼宮ハルヒの憂鬱」の舞台となった「珈琲屋ドリーム」に集うファンらが取り付けた七夕飾り。毎年の取り組みに、今年は鎮魂の意味を込めた(27日午後1時28分、兵庫県西宮市)

「涼宮ハルヒの憂鬱」の舞台となった「珈琲屋ドリーム」に集うファンらが取り付けた七夕飾り。毎年の取り組みに、今年は鎮魂の意味を込めた(27日午後1時28分、兵庫県西宮市)

短冊には、京都アニメーションの再興を願う言葉が記されていた

短冊には、京都アニメーションの再興を願う言葉が記されていた

 京都市伏見区で昨年7月に発生した京都アニメーション放火殺人事件から1年となるのを前に、京アニの代表作の一つ「涼宮ハルヒの憂鬱(ゆううつ)」で舞台となった兵庫県西宮市の喫茶店「珈琲屋ドリーム」に27日、犠牲者の鎮魂を願う七夕飾りが立った。ファンらが「安らかに」「いつもの毎日が早く帰ってきますように」と祈りを込めた短冊が、商店街を吹く風に揺れていた。

 「ハルヒ」は2006年にテレビ放映され、映画化もされた。同市内の高校をモデルに学園生活を描き、作中に登場する珈琲屋ドリームには今もファンが集う。作品には七夕を扱う回があり、同店が毎年立てるササに、ストーリーになぞらえた短冊が飾られてきたという。

 この日は、常連客のファンら5人が、「京都アニメーションが大いに盛り上がりますように」などと記した短冊や吹き流しをササに飾り付け、店の脇の街灯にくくりつけた。作業に参加したファンの会社員男性(48)は「喜びや感動をもらったお返しに、亡くなった人たちへ感謝の思いを届けたい」と話した。

 七夕飾りは7月12日まで立てる予定。来店者は自由に短冊を飾り付けられる。