京都府内の10月からの最低賃金を示す横断幕(京都市中京区・京都労働局)

京都府内の10月からの最低賃金を示す横断幕(京都市中京区・京都労働局)

 京都府内の最低賃金が1日から時給909円に引き上げられた。初の900円台で、これまでの882円からの引き上げ幅27円は現行制度の2002年以来では過去最大となった。

 府内の労働者のうち、時給が908円以下で今回の引き上げ対象となる人の割合を示す「影響率」は18・1%。亀岡以南の府南部は16・4%で、府北部は27・4%。

 中央最低賃金審議会の議論を受け、京都地方最低賃金審議会は8月に京都労働局の南保昌孝局長に909円への賃上げを答申。労働者側委員は周知徹底を求める一方、経営者側の委員からは「南部との格差が大きい府北部では賃上げは死活問題」との声が上がっていた。

 南保局長は1日の定例会見で「27円という引き上げ幅は事業者には厳しい部分がある。そこを踏まえ、しっかり対応したい」と話した。

 滋賀県は3日から現行の839円から866円に引き上げられる。