展示された住まいや台所などの道具(向日市寺戸町・市文化資料館)[LF]

展示された住まいや台所などの道具(向日市寺戸町・市文化資料館)[LF]

 明治時代~昭和30年代ごろまで生活や農業作業、商売などに使った道具を紹介する「くらしの道具展」が26日から、京都府向日市寺戸町の市文化資料館で始まった。市民や小学校などから寄贈された道具約100点が並び、来場者が興味深そうに見入っている。

 同道具展は小学3年生が授業で地域の昔の暮らしを学ぶ時期に合わせて実施している。同市だけでなく、乙訓地域の16小学校の児童が訪れ、同館ボランティアの会メンバーから解説を聞くほか、地域の高齢者施設の利用者も来館する。

 展示場では、量る・計算する道具や農業の道具、住まいの道具、台所の道具、楽しむ道具、薬に関わる道具の分類で展示。薬の道具は薬学博士の故渡邊武さんの家族から寄贈された薬草をすりつぶす薬研(やげん)や薬草押切、薬棚と薬箱、単眼顕微鏡などは初めて公開した。

 また、農具の手回しで風を送ってもみを選別する唐箕(とうみ)や足踏み式脱穀機が目立つほか、使い込まれた五つ玉のそろばんや竿秤(さおばかり)などもある。炭おこし器や豆炭あんかなどを見た年配の女性らが「使ったことがある」と懐かしそうに話していた。

 3月24日まで。無料。問い合わせは同資料館(931)1182。