温習会を前に、稽古の総仕上げ「大ざらえ」に臨む舞妓たち(1日、京都市上京区・府立文化芸術会館)

温習会を前に、稽古の総仕上げ「大ざらえ」に臨む舞妓たち(1日、京都市上京区・府立文化芸術会館)

 花街・祇園甲部の秋の舞踊公演「温習会(おんしゅうかい)」(3~8日)を前に、稽古の総仕上げ「大ざらえ」が1日、会場の京都府立文化芸術会館(京都市上京区)で始まった。「令和」最初の晴れ舞台に向け、本番の衣装を身に着けた芸舞妓が振りや所作を確かめた。

 温習会は芸舞妓たちが日頃の精進の成果を発表する舞台で、今年は芸妓43人、舞妓30人ら計93人が出演する。耐震化に向け休館中の祇園甲部歌舞練場(東山区)に代わり、今年は初めて同会館が会場となる。

 大ざらえは深まる秋を感じさせる「紅葉売」からスタート。もみじの枝と、色づいた葉を入れた竹かごを手に舞う舞妓たちを、京舞井上流五世家元の井上八千代さんが客席から見つめ、姿勢や立ち位置、腕を伸ばす角度などをきめ細かに指導した。

 温習会では、11月の天皇陛下の皇位継承に伴う大嘗祭(だいじょうさい)に使うコメが、南丹市で収穫されたことにちなんだ「主基(すき)の御田植(おたうえ)」や、改元を祝って八千代さんが振り付けた「菊の盃(さかずき)」など、新たな時代の幕開けをことほぐ演目も並ぶ。連日午後4時開演で、8演目から日替わりで5演目ずつ上演する。チケットは完売。