信号機の設置が求められる「橋本駅南交差点」。八幡市境から約20メートルしか離れていない(大阪府枚方市楠葉中之芝2丁目)

信号機の設置が求められる「橋本駅南交差点」。八幡市境から約20メートルしか離れていない(大阪府枚方市楠葉中之芝2丁目)

 京都府八幡市の市議会は6月29日、市境にある大阪府枚方市の交差点に信号機を設置するよう大阪府警と大阪府公安委員会に求める意見書を全会一致で可決した。八幡市民の生活圏にある交差点だが、市境から約20メートル枚方市寄りにあり、設置の判断は大阪府側に委ねられるためだ。事故も頻発しており、他府県の関係機関に意見書を出すという「異例の対応」(八幡市議)で安全確保を迫る。


 交差点は、八幡市橋本の京阪橋本駅近くにある「橋本駅南交差点」。枚方、八幡の両市の市道が交わり、近くにスーパーや鉄道駅があるものの、信号機が設置されておらず、2018年には両市長が連名で設置を要望していた。

 しかし、まだ信号機は設置されていない。市議らによると、これまでに人身事故4件、物損事故3件が発生。近隣にはスーパーもあって交通量が増えており、「このままでは、らちが明かない」と判断し、全会派で協調して意見書を提出することにした。

 代表して提出した太田克彦市議は「ここ数年で交差点の交通量は増えており、このままでは死亡事故が起こってしまう」と指摘。住民から不安の声も多いとし、「意見書を大阪府の関係機関に出すのは異例ではあるが、そこまでして訴えなければならない状況だ」と語った。