古書店の一角で神秘的な「輝き」を放つオルゴナイトの作品(京都市中京区・アスタルテ書房)

古書店の一角で神秘的な「輝き」を放つオルゴナイトの作品(京都市中京区・アスタルテ書房)

 水晶を樹脂で包んだ「オルゴナイト」の作品展が、京都市中京区御幸町通三条上ルの古書店「アスタルテ書房」で開かれている。京都市在住の作家が「京都雲母(きらら)」と題して制作した作品が、幻想文学を扱う個性派書店の一角で、いっそう神秘的な輝きを放っている。
 オルゴナイト作家の山本由美里さん(53)=左京区=の作品。山本さんは京都工芸繊維大を卒業後、織物製造「川島織物セルコン」(左京区)に就職し、テキスタイルデザインを手掛けた。退職後、オルゴナイトが放つ「癒やしのエネルギー」に引かれ、3年前から制作に取り組んでいる。
 会場には、時計盤のようにオルゴナイトを配置した「時の座標」や、サンゴや貝と絡めた「海の宝石」など額装の作品9点が展示されている。アクセサリーなどの小物作品も40点余りがある。販売もしている。
 会場の古書店は、京都大名誉教授の故生田耕作さんが名付け親とされ、フランス文学者で作家の故澁澤龍彦さんも訪れたことで知られている。山本さんは「形而上(けいじじょう)の世界を追求した作家たちの本に囲まれ、オルゴナイトが輝きを増しているように感じる」と話す。
 16日まで(午後2時半-午後7時半、木曜定休日)。入場無料。問い合わせはアスタルテ書房075(221)3330。