山上の湿原を黄色に染めるキンコウカの花 (滋賀県高島市マキノ町白谷)

山上の湿原を黄色に染めるキンコウカの花 (滋賀県高島市マキノ町白谷)

 福井県境近くの滋賀県高島市マキノ町白谷の三国山湿原で、群生するキンコウカが花盛りを迎えている。見晴らしのいい山上で黄色い小花を咲かせ、ハイカーの目を楽しませている。

 キンコウカ科の多年草で、山地の湿った草地に育つ。野坂山系三国山(標高約876メートル)の山頂付近の湿原にはまとまって残り、周辺の約31ヘクタールが林野庁の希少個体群保護林に指定されている。
 マキノ自然観察倶楽部の谷口良一事務局長は「花こう岩の斜面に土が堆積し、常に水が流れることで生育環境が保たれている」と話す。
 標高約800メートルの斜面に設けられた木道沿いに30センチほどの茎を伸ばして開花。眺望が開けた湿原を鮮やかな黄色に染め、山上にたどり着いたハイカーが歓声を上げている。見頃は7月上旬まで。