初開催される宇治茶漬けのスタンプラリーをアピールするポスターと参加店主(京都府宇治市役所)

初開催される宇治茶漬けのスタンプラリーをアピールするポスターと参加店主(京都府宇治市役所)

 京都府宇治市が観光地として知られながら、観光客の滞在時間や観光消費額が伸び悩む現状を打破しようと、市内の飲食店16店で11日から、ご当地グルメ「宇治茶漬け」を味わうスタンプラリーイベントが初開催される。インスタ映えも意識して盛り付けた多彩な商品があり、3店以上回れば抽選で食事券が当たる。
 宇治市における2016年の観光客平均滞在時間は3時間34分、1人当たり観光消費額は4046円。いずれも11年比で13分、614円の増にとどまっており、宇治商工会議所と市内の飲食店有志は近年、宇治茶と宇治茶に合う食材を使った宇治茶漬けのアピールを進めている。
 17年には協議会を結成しており、宇治茶漬けのおいしさを広く知ってもらうため、スタンプラリーを開く。料理旅館や和食居、居酒屋、バーなどが参加し、抹茶の天ぷら衣を使ったかき揚げに抹茶を溶いただしを注ぐなど、創意工夫を凝らしたメニューを楽しめる。
 宇治茶漬けを注文すれば、各店に計1万枚置くスタンプカードに押印される。3店以上回って店にカードを提出すれば、参加店で使える2千、3千、5千円分の食事券が20人ずつ抽選で当たる。イベントは12月15日まで。食事券の利用期間は12月21日~20年3月8日。
 協議会会長で居酒屋店主の根来健司さん(54)は「まずは地元の人が地産地消を進め、観光客にも宇治茶漬けのおいしさが広がれば」と話している。
 宇治茶漬けのサイトで参加店を見られる。