八坂神社本殿に参拝する山鉾保存会の代表者ら(2日午前9時54分、京都市東山区)

八坂神社本殿に参拝する山鉾保存会の代表者ら(2日午前9時54分、京都市東山区)

 祇園祭期間中の無事を祈り、34ある山鉾保存会の代表者と祇園祭山鉾連合会役員が2日朝、京都市東山区の八坂神社にそろって参拝した。紋付きはかま姿の代表者が神前に並び、新型コロナウイルス感染拡大の早期終息を祈るとともに、安全に祭りが行われるよう願った。

 例年、2日には前祭(さきまつり)(17日)と後祭(あとまつり)(24日)の巡行の順番を決める「くじ取り式」が京都市役所であり、終了後に八坂神社に参拝している。今年は巡行が中止されたためくじ取り式は行われず、保存会代表者は直接八坂神社に集合。山鉾連合会の木村幾次郎理事長を先頭に約50人が本殿に上がった。

 参拝の後、境内の常磐新殿で会合があり、八坂神社の森壽雄宮司が「このような時だからこそ心を熱く、思いを強くもって奉仕させていただきたい。みなさんもコロナ対策とともに熱中症にも気をつけてください」と呼び掛けた。木村理事長は「コロナウイルス収束の兆しが見えないなか山鉾建ての自粛をお願いしたところ、全34保存会の理解を得られたことに心から感謝したい」と述べ、今年は全ての保存会が山鉾建てを行わないことを明らかにした。