甲良町長寺地区の住民がオープンした「ゆずのだいどこ」。昼食や加工品を提供する(甲良町長寺)

甲良町長寺地区の住民がオープンした「ゆずのだいどこ」。昼食や加工品を提供する(甲良町長寺)

 滋賀県甲良町長寺地区の住民が特産化に取り組んでいるユズの加工施設「ゆずのだいどこ」が、同地区内にオープンした。ユズをふんだんに使った手作り調味料を販売するほか、定食などのランチを飲食スペースで提供する。

 地区では、旬の時期に果肉をみそで食べるなど、ユズの食習慣があったことから、住民有志が2000年に生産を開始。無農薬で400本の木を育てている。加工も手がけようと、老朽化した集会所を改修し、今年6月には施設を運営する一般社団法人を設立した。

 施設は、鉄筋平屋建てで約160平方メートル。国の地方創生事業関連の補助金を受け、約3500万円かけて建設した。住民の女性らが試行を重ねて商品を考案。地元産のみそに果汁を加えた香り豊かな万能だれや、果汁とてん菜糖を合わせたシロップ、焼き菓子も販売する。

 22席の飲食スペースもあり、果汁や皮を使った定食やサイダー、ギョーザやちらしずしも食べられる。鍋やかき氷などの季節料理もメニューに加える。

 法人理事の寺本純二さん(70)は「無農薬のユズを主役にした料理を多くの人に味わってほしい。将来的に雇用を創出し、地域活性化にもつなげたい」と話している。営業は金・土の午前11時~午後3時。0749(38)2118。