AIやIoTなどデジタル技術の活用について意見を交わす専門家ら(京都市下京区・京都経済センター)

AIやIoTなどデジタル技術の活用について意見を交わす専門家ら(京都市下京区・京都経済センター)

 京都府は8日、人工知能(AI)やモノのインターネット(IoT)などデジタル技術の活用を考える有識者会議の初会合を京都経済センター(京都市下京区)で開いた。急速に進化するデジタル技術の社会実装が進む中、産業振興や防災などの分野に生かす施策について、専門家が意見を述べた。
 AIやIoTなどの技術をさまざまな社会課題の解決に活用するため、研究者や企業経営者らの助言を生かすために会議を設置。国が全都道府県に策定を義務づけた「官民データ活用推進計画」の取りまとめにも生かす。
 会議の柱は、防災▽モビリティー(移動サービス)▽セキュリティー▽産業振興・ベンチャー育成―など、デジタル技術の活用で利便性や効率性の飛躍的な向上が進む6分野。府が施策の方向性を示し、大学教授ら7人の委員が課題や改善点などを指摘した。
 府が周遊観光を進めるため府内各地に設置した双方向型のデジタルサイネージ(電子看板)について、委員からは「開発や技術の仕様を公開し、利用者に新サービスのアイデアを募ってはどうか」などと意見が出た。府は来年2月ごろに会議の意見を取りまとめる予定。