京都府庁を訪れ金品受領問題について西脇知事(右端)に謝罪する関西電力の幹部ら=8日午後1時20分、京都市上京区・府庁

京都府庁を訪れ金品受領問題について西脇知事(右端)に謝罪する関西電力の幹部ら=8日午後1時20分、京都市上京区・府庁

 関西電力の稲田浩二副社長は8日、京都府の西脇隆俊知事と京都市の門川大作市長をそれぞれ訪問し、金品受領問題について謝罪した。

 京都市上京区の府庁で稲田副社長は「府民の信頼を裏切り、多大なるご迷惑をかけ申し訳ありません」と謝罪。西脇知事は「企業体質に問題がある。早急に事実解明に着手してほしい」と求めた。府と関電は福井県内の原発再稼働にあたって協議を重ねてきた経緯があり、山内修一副知事は「信頼が前提で、地域住民に改めて真摯(し)な態度で説明してほしい」と強調した。

 中京区の市役所でも、門川市長が「再発防止はもちろんのこと、企業体質の改革まで踏み込んでもらいたい」と求めた。

 稲田副社長は面会後の取材に対して、来年にも予定していた高浜原発(福井県高浜町)1、2号機の再稼働や、使用済み核燃料中間貯蔵施設の候補地選定について、「信頼回復が無ければ事業を進めることはできない」との見通しを示した。同社が設置する第三者委員会が今後、再発防止策を示すとみられ、「やるべきことを実行している姿が伝わって初めて信頼回復となる」と述べた。

 筆頭株主の大阪市が第三者委に市の推薦委員を加えるよう要請していることについては「社内で検討中」と説明。京都市も株主で、門川市長は委員選定への対応について、取材に「大阪市と相談して考えたい」と話すにとどめた。