特別公開される楽々園の御書院内部(彦根市提供)

特別公開される楽々園の御書院内部(彦根市提供)

 滋賀県彦根市金亀町内にある旧彦根藩の下屋敷「楽々園」の御書院内部が、4日から10日まで特別公開されている。

 国名勝の楽々園は、彦根城天守の北側にあり、大名庭園「玄宮園」(有料)に隣接する。4代井伊直興(なおおき)が1677年から2年かけ造営した。1812年に11代直中が隠居した際に大規模な増改築を行い、全盛期を迎えた。「槻御殿」などと呼ばれていたが、12代直亮の時代に「楽々の間」が完成し、楽々園と呼ばれるようになった。

 御書院は、木造平屋の入り母屋造りのこけら葺(ぶ)きで、2009~12年度にかけて保存修理を行った。市文化財課は「御書院は隠居した藩主がお客さんを迎える場だった。縁側から見える景色も楽しんでほしい」としている。午前9時~午後5時。無料。