新留さんが6月20日に撮影したサンコウチョウ

新留さんが6月20日に撮影したサンコウチョウ

サンコウチョウの撮影に成功した新留雅也さん

サンコウチョウの撮影に成功した新留雅也さん

 京都府大山崎町下植野の野鳥愛好家新留雅也さん(77)が今夏、府レッドデータブックで準絶滅危惧種に位置付けられるサンコウチョウの撮影に成功した。得意の口笛の鳴きまねでサンコウチョウを呼び寄せ、2度のシャッターチャンスを捉えた。

 サンコウチョウはカササギヒタキ科で、本州以南に夏鳥として飛来し繁殖する。目の周囲に鮮やかなコバルトブルーの縁取りと、オスは約30センチの尾羽を持つのが特徴で、鳴き声と飛ぶ姿が美しく、愛好家に人気が高い。

 新留さんは高校生の時から野鳥の観察を続けている。退職後には機材をそろえて撮影にも力を入れてきた。サンコウチョウはなじみの鳥で、撮影に成功したのは3年ぶり3度目。今回は6月20、29日に西山でオスをレンズに収めた。両日とも尾羽が入りきらなかったが、全体像をうかがうことはできる。

 新留さんによると、今夏の渡りは5月の観察で確認できなかったことから、例年に比べ1カ月ほど遅いとみている。撮影できた両日は鳴きまねをすると、すぐに近くの枝にとまってくれたという。「動きが速くピントを合わせるのに苦労し、木立の影で暗くて撮影しにくかった」と振り返るが、「久しぶりに撮影できてうれしい」と笑顔を見せた。