歌川広重の2種類の「東海道五十三次」を並べて展示する企画展(滋賀県守山市水保町・佐川美術館)

歌川広重の2種類の「東海道五十三次」を並べて展示する企画展(滋賀県守山市水保町・佐川美術館)

 浮世絵師歌川広重(1797~1858年)と、放浪の画家と呼ばれた山下清(1922~71年)がそれぞれ描いた「東海道五十三次」などを紹介する企画展が佐川美術館(滋賀県守山市水保町)で開かれている。人々の暮らしや四季折々の自然を描いた名作が、訪れた人たちを魅了している。

 広重展では、著名な1833年版と、約20年後に制作された2種類の五十三次(計110点)を、宿場ごとに並べて展示。描く対象や画風の違いを見比べることができる。近江八景を描いた16点や、卓越した描写力をより味わえる肉筆画6点もある。
 山下展では、1964~69年に高度経済成長期の東海道各地を訪れて描いた55点を紹介している。
 来館した守山市の男性(71)は「自然を大切にする日本人らしい心や人生観も感じられる」と、広重の作品に見入っていた。企画展は8月30日まで、午前9時半~午後4時半。月曜休館、8月10日は開館。有料。