起業した「イヴケア」の事業内容を説明する五十棲さん(中央)=大津市・県庁

起業した「イヴケア」の事業内容を説明する五十棲さん(中央)=大津市・県庁

 毛髪を用いたストレスチェックからカウンセリングまでを行うベンチャー企業を滋賀大の大学院生が起業し、28日発表した。科学分析でストレスを客観的に測定して健康管理に生かすシステムを構築し、3年後に企業を対象にサービスを開始する計画という。同大学でベンチャー企業が設立されるのは初めて。

 ベンチャー名は「イヴケア」で、大学院修士課程1年の五十棲計さん(23)が代表取締役社長を務める。

 同社の説明では、毛髪に蓄積したストレス関連ホルモンを抽出し、ストレスを数値化する。毛髪の根元に近いほど最近のストレスを評価でき、ホルモンの濃度で中長期的なストレスの変化を測定できるという。

 同大学の大平雅子准教授(応用健康科学)がストレスを測定したり分析したりし、その結果を基に芦谷道子教授(心理療法)がカウンセリングを行う。3年後のサービス開始を目指し、技術的な水準を高め、企業に営業活動をかける。

 五十棲さんは「従来のストレスチェックは主観的で、偏った評価になることがある」と話す。自身にストレスがたまっている自覚がなくても突然うつになるケースを例に挙げ、「企業に利用してもらって社員の健康管理に役立ててほしい」と意気込んだ。