日本マクドナルドの業績をV字回復させた経緯などを語ったサラ・カサノバ社長(京都市上京区・同志社大)

日本マクドナルドの業績をV字回復させた経緯などを語ったサラ・カサノバ社長(京都市上京区・同志社大)

 全国約2900店舗を展開する日本マクドナルドの社長兼最高経営責任者(CEO)、サラ・カサノバ氏が28日、京都市上京区の同志社大で講演した。企業文化の改革やチームワークの醸成で業績をV字回復させた復活劇の内幕を語った。

 日本マクドナルドは2010年以降に業績が失速し、カサノバ氏は経営立て直しのため13年にトップに就任した。顧客本位の改革や店舗の再投資などを柱としたリカバリープランを実行し、業績を急回復させた。

 カサノバ氏は業績低迷の理由を「既存店に再投資すべきだったのに、新しいものや楽しい体験を提供できなかった」と分析し、その根本に「自己満足」があったと指摘。各地で顧客と対話し、要望のあったメニューや店舗内装の改善に取り組んだ経緯を説明した。

 また、地域ごとの独自商品も認め、全国3本部制にして裁量権を広げた。「社員の情熱に火を付け、チームワークでブランドを高められた。全員が情熱を持ってプランを実行できたことが成功の秘けつだ」と述べた。

 講演会は京都商工会議所が主催し、企業経営者や学生ら約500人が参加。講演後にはカサノバ氏と出席者との質疑応答も行われた。