清浄華院(京都市上京区)

清浄華院(京都市上京区)

 浄土宗から離脱意向を示している大本山・清浄華院(しょうじょうけいん)(京都市上京区)で空席となっている寺院トップ「法主(ほっす)」を決める「浄土門主・法主推戴(すいたい)委員会(推戴委)」が29日、東山区で開かれた。会議は結論が出ないまま2時間で終了した。

 清浄華院を巡っては、年末の推戴委で結論が出ず、前任の真野龍海氏(96)の任期切れのため空席となっていた。推戴委の出席者によると、清浄華院側は真野氏の再任を求めたが、「清浄華院は内部で離脱を決定しており、浄土宗として法主を決める意味がない」との意見が出て終了した。この推戴委は解散となり今後開かれない見通しで、浄土宗が清浄華院トップを選定する道は閉ざされた。

 推戴委の委員長を務める浄土宗の豊岡鐐尓宗務総長(77)は、委員会は秘密会なので内容は言えないとした上で、「清浄華院が離脱を決めたと通知を受けた。何とか思いとどまってもらいたい。清浄華院側から打診があれば話は聞きたい」とした。

 清浄華院の吉川文雄執事長(70)は「宗派離脱は内部の機関決定を経ている。今後は粛々と離脱への手続きを進めるが、話し合いには応じたい」と話した。