プロ野球のDeNAにドラフト1位で入団した京都学園高出身の大型右腕、上茶谷大河が(東洋大)がプロとしていよいよスタートを切る。出身の京都東山ボーイズが昨年末に主催した祝賀会で古里に戻り、意気込みなどを語った。
―地元からも祝福の声が集まっている。
「プロ野球選手は小さい頃からの夢。京都の方から後押しをもらっており、期待に応えたい」
―どのような指導を受けてきたか。
「小学1年から父親がつきっきりで教えてくれた。基本の技術は父親のおかげ。中学や高校では技術だけでなく、物を大事にする心や感謝の気持ちなどの人間性を学んだ」
―東洋大では4年の春に頭角を現した。何が変化したのか。
「投げ方をいろいろと考えていたが、右腕をコンパクトに振るイメージがはまった。上半身と下半身が連動し、投球が大きく変わった。直球のキレとコントロールが持ち味」
―課題と目標は。
「大学4年の秋は疲れが出て調子が上がらなかった。シーズンを通して投げるスタミナが必要。決め球になる変化球も一つ欲しい。今年の目標は新人賞。監督から求められている11勝を目指したい」
―ドラフト会議の会見で、母校の先輩である沢村栄治の名を冠した沢村賞への意欲を語った。
「高校に銅像が立っていて毎日目にしていた。偉大な先輩。京都学園高の出身者として、将来は先輩の賞を取りたい」