湿地に作られた竜の顔。来年までに奧の湿地一帯をビオトープにするという。(伊根町大原)

湿地に作られた竜の顔。来年までに奧の湿地一帯をビオトープにするという。(伊根町大原)

 京都府伊根町大原の湿地の一角に、土で作られた全長約6メートルの竜の顔が現れた。湿地の隣にある寺の総代長を務める地元の男性が1人で、造成中のビオトープのシンボルとして作り上げた。来年7月までに、湿地すべてを花が咲き誇る場所にしようと作業に励んでいる。

 元教員で宮津・与謝子育て教育ネットワークの事務局長の大垣春光(しゅんこう)さん(64)。新型コロナウイルスの影響で地域のイベントの多くが中止となる中、何か体を動かすことがしたいと、以前から構想していたビオトープ作りに取り掛かった。
 耕作に向かず荒れ地となっていた約60平方メートルの湿地を借り、4月から造成を開始。カキツバタやショウブが咲くビオトープにするため水路を設ける時に出た土で、隣の「龍谷山洞雲寺」の名前にちなみ、寺から竜が舞い降りてくる様子を表現。今後、胴体部分も作るという。
 都会からの移住者が多く暮らす大原には、小さな子どもも多い。大垣さんは「子どもたちの遊び場になるようなビオトープを作りたい」と話した。