山から流れ出た土砂や流木。10年前も同じ場所で被害があった(亀岡市曽我部町南条)

山から流れ出た土砂や流木。10年前も同じ場所で被害があった(亀岡市曽我部町南条)

由良川が増水し、通行止めとなった須川橋(京丹波町坂原)

由良川が増水し、通行止めとなった須川橋(京丹波町坂原)

 岐阜県と長野県で大雨特別警報が発令された8日、京都府内でも大雨や洪水警報が出され、京都府の亀岡と南丹の両市、京丹波町は災害警戒本部を立ち上げた。道路の通行止めや鉄道の遅延があったほか、小中学校が臨時休校になるなど生活に影響が出た。

 亀岡市では曽我部町南条の住宅街裏の山から土砂が流れ出す被害があった。岩や土砂、流木などが道路に約200メートルに渡って流れ出たが、市によると住宅の浸水被害はなかったという。2010年にも同じ場所で被害があった。12年には近くで土砂が流出、府が砂防ダムを整備していた。
 近くの男性(78)は「山の手入れがされておらず、保水力がなくなっている。大きな岩が転がってきたこともあるので、何とかしてほしい」と話した。
 同市では午前6時に東別院町と西別院町の計1056世帯、2010人に避難勧告が発令されたが、約4時間後に解除されるまで市指定避難所に避難した人はいなかった。西別院町万願寺では空き家の裏山の土砂が崩れ、1階部分に流入。また、各地で住宅の床下浸水があったとみられ、市が調べている。
 南丹市八木町神吉の国道477号で小規模な土砂流出があり、神吉-京都市右京区京北中地町の4・9キロが午前から通行止めになった。府南丹土木事務所によると、午後5時現在で解除のめどは立っていないという。
 京丹波町の和知地区では由良川の須川橋と上安栖里橋がダムの放流に伴う増水の影響で早朝から通行止めとなった。
 鉄道も乱れた。未明からの雨でJR山陰線の日吉駅(南丹市日吉町)や下山駅(京丹波町下山)の雨量計が規制値に到達。JR西日本福知山支社によると、特急計18本、普通計22本が運休し、9本が最大で100分遅れるなど約4800人に影響があった。午後5時で通常運転に戻った。
 また、各地で警報が継続したため、南丹市の桜が丘中学を除く全公立の小中学校が臨時休校となった。