移送車の後部座席に乗り込み、内部を見る三日月知事(大津市京町4丁目・滋賀県庁本館前)

移送車の後部座席に乗り込み、内部を見る三日月知事(大津市京町4丁目・滋賀県庁本館前)

 新型コロナウイルス感染症の患者や疑いがある人を運ぶ移送車を、自動車販売会社「滋賀トヨペット」(本社・大津市)が8日、滋賀県に無償貸与した。運転する県職員への感染を防ぐ内部構造になっており、自宅から医療機関などへの移送や転院時に使われる。

 移送車はミニバン「シエンタ」を改造。運転席と患者が座る後部座席の間にビニール製間仕切りを設け、運転手への飛沫(ひまつ)感染を防ぐ。エアコンで運転席側の気圧を上げ、後部座席からウイルスが飛来しない改造も施している。
 県庁本館前で貸与式が行われ、山中隆太郎社長が三日月大造知事に目録を手渡した。県はコロナ禍前から感染症用移送車を2台運用し、現在は他社からの貸与車2台を加えた計4台を移送に使っているが、今回の貸与で計5台となる。コロナ流行第2波に備え、搬送能力の増強が課題になっていた。