新型コロナウイルスに容疑者が感染した想定で訓練を行う警察官(京都市上京区・府警本部)

新型コロナウイルスに容疑者が感染した想定で訓練を行う警察官(京都市上京区・府警本部)

 新型コロナウイルス感染の「第2波」に備え、京都府警は8日、留置施設に収容する容疑者からの感染拡大を防ぐ訓練を、京都市上京区の府警本部で行った。クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の集団感染で医療支援をしたノウハウを持つ陸上自衛隊から、護送車内をシートで区切るなどの具体策を学んだ。

 訓練には、府警本部や各警察署の留置担当者、陸自福知山駐屯地(京都府福知山市)の隊員ら計約30人が参加。容疑者が新型コロナに感染し、留置施設から病院に移送する想定で実施した。
 防護服やゴーグル姿の警察官3人が自衛隊員の手ほどきを受け、護送車の中で飛沫(ひまつ)感染が起きないよう、各座席をビニールシートで区切った。容疑者を護送車に乗せる際には専用の動線を歩かせた。同駐屯地の緒方一聖2等陸尉(32)による講習もあり、感染者の利用区域とそれ以外を厳密に分ける「ゾーニング」の手法や防護服を着脱するポイントの解説を受けた。
 府警伏見留置センターの野上元(げん)所長は「留置施設は密閉空間で、集団感染のリスクが高い。留置業務が滞らないよう、防護策を徹底したい」と話していた。