作品に色を塗る村山さん(大阪府東大阪市)

 ジュニアタイムズの題字と背景(はいけい)の絵が、5月から新しくなりました。描(えが)いてくれたのは、日本画家の村山春菜さん(35)=大阪府東大阪市=。ぐにゃりとした動きのある線により、建物や机、いすが、まるで生きているかのような作品を生み出しています。絵を描くことを、「自分が『あっ!』と発見したことを描く、ドキドキ採集(さいしゅう)です」と表現(ひょうげん)します。その楽しみ方を聞きました。
 村山さんは小学5年生から、近所の絵画教室に通いはじめました。子どもの頃(ころ)は、特別に多彩(たさい)な色の画材をそろえたわけではなく、家にある10色程度(ていど)の色鉛筆(えんぴつ)やクレパスを使っていたそうです。「色を混(ま)ぜ合わせることで、自分の見ているものの色に近づけていく。実はこれがおもしろいんです」。当時を振(ふ)り返りながら、色を作り出すことの楽しさを教えてくれました。

村山さんが小学校低学年のころに描いた作品

 また、「きれいに、上手に描こうと思わなくてもいいんですよ」とアドバイス。何度も消しゴムで消して、描き直すと紙は汚(よご)れてきますが、「悩(なや)んで悩んで、頑張(がんば)った跡(あと)が残る作品の方が、見る人の胸(むね)に響(ひび)きます」とも言います。

「カエルつなぎ」は8枚で一つの作品。動きと表情が印象的です