発砲があった彦根署河瀬駅前交番を調べる捜査員ら(2018年4月、彦根市南川瀬町)

発砲があった彦根署河瀬駅前交番を調べる捜査員ら(2018年4月、彦根市南川瀬町)

 滋賀県警彦根署の河瀬駅前交番で昨年4月、当時19歳だった巡査の男(20)=懲戒免職=が上司を拳銃で射殺した事件の初公判で30日、検察側が冒頭陳述で明らかにした犯行までの主な経緯は以下のとおり。

 被告と上司で被害者の井本光巡査部長(41)が2018年3月26日、滋賀県警彦根署河瀬駅前交番に配属される。

 同年4月2日、5日、8日、犯行当日の11日と計4回一緒に交番勤務した。書類の不正確な記載を訂正するよう指導されたり、パトカーで出動する際に行き方を調べてないことなどを叱責され、被告は怒りとうっぷんを募らせ、能力を否定され自尊心を傷付けられたように感じた。

 11日は朝から現場に行き、交番に戻って行方不明届の作成を指示された。被告は「できない」と答え、叱責された。井本巡査部長はパソコンで作業していたが、背後から拳銃で2発発射、頭部と背部に命中し、即死させた。