練習で軽快な動きを見せるサンガの森脇。福岡戦に向け「サポーターの期待を裏切れない」と決意を語る(7月7日、東城陽グラウンド)

練習で軽快な動きを見せるサンガの森脇。福岡戦に向け「サポーターの期待を裏切れない」と決意を語る(7月7日、東城陽グラウンド)

 J2京都サンガFCは11日、福岡とサンガスタジアム京セラ(府立京都スタジアム)で対戦する。リーグ再開後、初めて観客を入れるホーム戦となる。

 9日は東城陽グラウンドで練習し、攻撃陣と守備陣に分けて戦術を確かめたという。福岡戦は5千人以下の観客を受け入れるが、歌や太鼓などの鳴り物による応援は禁止される。実好監督は「一緒の空気を吸って試合ができる。とにかくアグレッシブに、先手を取り続ける90分にしたい」と語った。

■DF森脇「無我夢中で」思い熱く

 新スタジアムでサポーターとともに勝利の喜びを-。サンガの森脇が観客が入る福岡戦に闘志を燃やしている。最終ラインから仲間を鼓舞し、ゴールパフォーマンスも考案するムードメーカーは「待ちに待っていた。無我夢中でプレーして熱い思いを伝えたい」と意気込む。
 今季J1浦和から加入した元日本代表は開幕から3試合連続でフル出場を続ける。3バックの右から正確なパスで攻撃の起点となり、守備も安定。「選手同士の距離感がいい。苦しい時も声を掛け合い、(ボールに寄せる)スピードや強度を保てている」と手応えを示す。
 サポーターへの思いは人一倍強く、誠実な対応で人気も高い。応援に制限があり、チャント(応援歌)や手拍子による後押しは受けられないが、「自分たちのスタイルを貫き、思わず声が出そうになるシーンをつくりたい」と話す。
 リーグ再開初戦となった先月28日のホーム磐田戦では、自身が考えた二つのゴールパフォーマンスが話題を呼んだ。前節は「アウェーで、相手もあることなので」とあえて披露しなかった。福岡戦へ新たなアイデアを練っているといい、「みんなで喜びを共有したい。面白いものを見せられたら」とにやりと笑う。

■GK若原「集中は切らさない」

 下部組織出身のGK若原が無失点勝利を誓っている。リーグ再開後、守護神の座を守る20歳は「サポーターの前でプレーできる喜びを感じる。最後まで集中を切らさないようにしたい」と力を込める。
 無観客で行われた2試合では、持ち味の正確なフィードで味方を援護するだけでなく、課題だったコーチングでも成長を見せる。福岡戦は上限5千人で観客が入ることになり、「パワーをもらえる」と歓迎する一方、「無観客試合のように指示が通るとは限らない。声に強弱をつけ、プレーの合間にはDFラインと積極的にコミュニケーションをとりたい」と語った。