世代を超えて議論するトライプロジェクトチームのメンバー(京都市中京区・京都木材協同組合)

世代を超えて議論するトライプロジェクトチームのメンバー(京都市中京区・京都木材協同組合)

 京都の材木店や製材、卸業者らでつくる世代の異なる3団体が連携し、時代の変化に対応しようと「トライプロジェクトチーム」を結成した。昨秋に初めてのプロジェクトとなる合同セミナーを開いたほか、世代間の交流を深めながら今後も継続的に活動する。

 京都木材協同組合と下部団体の京都市木材青年会、主に45歳以下の経営者らでつくる京都木材青年経営者協議会の3団体からメンバーが集まり、合同事業などを通して連携を強化する。

 同組合によると、近年は住宅建築の依頼先が地場の大工や工務店から住宅メーカーや大手の建売住宅業者に変わり、材木店の主要商品である住宅用建材が全国規模での仕入れになるなど流通が変わっているという。約20年前には300社ほどだった組合員数は158社まで減少。倒産ではなく、後継者不足や取引先の減少により廃業するケースが多いとみられる。

 こうした状況の中で業界として連携し、個々では難しい情報発信や課題解決につなげようとチームを設立した。昨年9月下旬には、同チーム初のプロジェクトとして材木店の営業や家具ブランドの立ち上げ、店舗プロデュースなど多彩な経験を持つ安藤竜二さんを講師に招いたセミナーを開催した。

 メンバーからは、一般消費者へ木の魅力をPRする手段として、住宅などで木を上手に使った事例をまとめた作品集の作成といったアイデアが出ており、業界の活性化に向けて今後も議論を続けながら取り組みを進める。

 チーム代表の谷口吉昭さん(59)は「時代の移り変わりが早く、若い世代の感覚と年配世代の経験を共有しながら変化に対応したい」と話している。