小文枝襲名へ意気込みを語る桂きん枝さん(左)と、同席した兄弟子の桂文枝さん=30日午後0時17分、京都市中京区・京都新聞社

小文枝襲名へ意気込みを語る桂きん枝さん(左)と、同席した兄弟子の桂文枝さん=30日午後0時17分、京都市中京区・京都新聞社

 3月に「四代桂小文枝(こぶんし)」を襲名する落語家の桂きん枝さん(68)が30日、京都市中京区の京都新聞社に、あいさつに訪れた。兄弟子の桂文枝さん(75)も同席する中、きん枝さんは「恐れ多い名前ですが、私も68歳ですので、一年でも長く小文枝でいられるかが勝負」と、精進を誓った。

 「小文枝」は、現文枝さん、きん枝さん、桂文珍さん(70)ら個性的な弟子を育てた「上方落語四天王」の一人、五代目桂文枝さん(2005年没)が40年近く名乗った名跡。きん枝さんは、師匠の命日である3月12日に襲名し、大阪のなんばグランド花月で披露公演を開く。

 「人間そんなに変われませんが、『たちぎれ』とか年齢を重ねてできるネタも手掛けたい」と意欲をみせるきん枝さんに対し、文枝さんは「師匠の艶のある落語とかをやろうとすると失敗しそうな気がするので、徐々に力や味を付け、まず名前を広めてくれたら」と冗談を交えて語った。

 京都での披露公演は9月8日、ロームシアター京都(左京区)での市民寄席で開くほか、祇園花月(東山区)での落語会「五人噺(ばなし)の会」でも順次開く。