ドラマで使われた主人公の工房のセット(甲賀市信楽町・旧信楽伝統産業会館)

ドラマで使われた主人公の工房のセット(甲賀市信楽町・旧信楽伝統産業会館)

 滋賀県甲賀市信楽町を舞台にしたNHK連続テレビ小説「スカーレット」の世界観を再現した展覧会が10日、同町の旧信楽伝統産業会館で始まった。セットや小物約500点を展示しており、市などは新型コロナウイルス感染症で冷え込んだ市域の観光振興を図る。

 信楽高原鉄道や町観光協会などが主催する「テレビドラマの世界-スカーレットの舞台 甲賀市信楽」。市が譲り受けたセットや借り受けた小物などをNHK大阪放送局の監修を受け、展示した。
 
 会場には、女優戸田恵梨香さんが演じた主人公の仕事場のセットを移築、実際に使用されていた小道具を並べた。穴窯のセットは外観撮影用と内部撮影用を展示、登場人物が集った喫茶店はカウンターや看板を設置するなど、撮影現場の一端を紹介する。

 小道具や小物は、物語の展開ごとにパネルを添えて展示。主人公の衣装や陶器、自転車、イラストなどを並べて物語を思い起こす構成にしている。

 初日は午前10時から式典があり、関係者40人を前に、同鉄道の正木仙治郎社長が「この展示を起爆剤に、観光振興の起爆剤にしたい」とあいさつした。

 コロナ禍を受け、主催者は、7月中は県内在住者だけを受け入れ、8月から全国からの誘客を図る。

 入場無料。午前9時~午後5時。水曜休館。