京都市役所

京都市役所

 梅雨前線に伴う大雨により京都市内で土砂崩れなどが発生していることを受け、市は10日、市災害対応連絡会議を開いた。週末も大雨が予想される中、庁内の警戒態勢を強化するとともに、崖地や山間地などでさらに被害が起きる危険があるため、市民に注意を呼び掛けた。

 市によると、6日未明から10日朝までの総雨量は西京区小塩山で297・5ミリ、北区中川で236ミリなど山間部を中心に雨量が多いという。建物被害は土砂崩れや床下浸水など東山、左京、北など6区で計22棟(非住家含む)となっている。

 道路にも影響が出ており、計8路線で規制が続いている。土砂崩れが起きた国道162号は右京区梅ケ畑を中心に一部全面通行止めとなっており、片側通行による復旧見込みは12日午前9時を予定。府道京都広河原美山線も一部全面通行止めで復旧には1週間程度かかるという。

 会議では、8日早朝に開設された一部の避難所で、新型コロナウイルス対策に当たるはずの市職員が駆け付けられなかった問題も報告された。職員を派遣する区役所は参集態勢を緊急に見直すとした。

 市の説明では、近畿地方の今後の降雨予想は、11日正午まで48時間で200~300ミリとなり、引き続き警戒が必要という。河川の水位は下がっていても累積雨量の影響で、山間地の地中の水分量は増加しているとして土砂災害の危険性を指摘した。門川大作市長は市民に向け「この週末の災害情報に注意してもらい、早めに避難行動をしてほしい」と呼び掛けた。