京都市役所

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 京都市議会は10日の本会議で、事務所の照明工事費を2017、18年度の政務活動費に二重計上していた森川央市議=西京区選出、無所属=に対する辞職勧告決議案を可決した。市議の辞職勧告決議は04年以来となる。


 辞職勧告決議は「森川議員の公金である政務活動費の取り扱いは、市民の負託に応える議員の資格があるとは到底認められない」などとした。市議会は6月、市政務活動費交付条例に基づき、議長の調査を行った結果、森川氏の二重計上について「本来請求できない公金を取得した」と結論付けていた。

 森川氏は議会閉会後、報道陣の取材に対し「断固容認できない。私の政務活動費の支出は不適切だったが、議員が議員の資格を取り上げることには慎重であるべき」と辞職を否定。19年度に交付された政務活動費480万円全額を市に返還することを明かした。

 森川氏は17年度、事務所の照明工事が行われていないのに代金約7万5千円を政務活動費から支出し、工事を行った18年度にもほぼ同額を計上していた。住民監査請求があり、今年4月、市に返還した。市議会は6月、森川氏に対し、議会と議員の品位を損なう行為として問責決議を可決。森川氏は所属していた日本維新の会を離党した。