船首の破損状況などを調べる運輸安全委員会の調査官(30日午後3時28分、近江八幡市沖島町・沖島)

船首の破損状況などを調べる運輸安全委員会の調査官(30日午後3時28分、近江八幡市沖島町・沖島)

 滋賀県近江八幡市沖島町の沖島で定期船が港の施設に衝突し9人が重軽傷を負った事故で、国土交通省運輸安全委員会の調査官が30日、事故現場を調査した。これまでの近江八幡署の調べで、28日夜に船が衝突したのは防波堤だったことも分かった。

 定期船は沖島町自治会が運航している。この日、調査官2人は事故を起こした船体や沖島漁港の防波堤を調査。船の計器類の動作を確認したほか、船首に開いた幅約2メートルの穴の様子を撮影した。

 同署によると、防波堤の長さは約50メートル、高さ約1・7メートル。中央付近に衝突した痕があり、船が出港して約2分後に正面からぶつかったとみている。運転していた船長(69)は頭を打って重傷といい、同署は船長の回復を待って事故時の状況を聴く方針。