昨年10月の大津祭本祭で、巡行を始める豪華絢爛な曳山(大津市京町3丁目)

昨年10月の大津祭本祭で、巡行を始める豪華絢爛な曳山(大津市京町3丁目)

 10月に行われる国の重要無形民俗文化財・大津祭の曳山(ひきやま)巡行について、NPO法人大津祭曳山連盟と大津祭曳山責任者会が、新型コロナウイルス感染の収束が見通せない中、中止する方向で最終的な調整をしていることが、関係者への取材で分かった。巡行中止となれば、昭和天皇の病状悪化で祭りを自粛した1988年以来、32年ぶり。


 大津祭は天孫神社(大津市京町3丁目)の祭礼で、江戸初期に始まったとされる。湖国三大祭りの一つ。からくり人形を載せた豪華絢爛(けんらん)な13基の曳山が市中心部を巡行する「本祭」がクライマックスで、今年は10月11日に予定されている。

 本祭には毎年、県内外から多くの観光客が訪れ、ボランティアも参加する。関係者は、コロナ禍により、感染予防対策の徹底やボランティアの曳き手の確保、企業からの協賛金確保が難しく、実施は困難とみている。

 同連盟と曳山責任者会は14日に会見し、曳山を組み立てる山建てなどの関連行事の実施を含め、発表する。